2023全国浄土宗青年会

会場:広島国際会議場 ホールダリア
大会テーマ『天下和順~平和への想いを新たに~』

全国大会では、鵜飼秀徳上人、堂畝紘子さん、嘉陽礼文さん、渡部陽一さんによる講義を聴講した。

先生方の講義において廃仏毀釈における国の政治と宗教の流動は、神仏の分離と共に、それまでの個々の立ち位置がゆらぐかつて無い不安を招いたことが細かに説明された。そこに戦争が起き、それが世論と共に個々の宗教が日本において存在・忠誠を国に示す1つの価値基準を追求しようという流れに変容してしまった。我々もこの過去を忘れる事無く、これからの未来に備えていきたいと思わされた。
また皆で未だにご供養されていないご遺骨のご供養をさせていただき、

各々の先生方の経験と葛藤を踏まえたお話の中で、今における「平和とはなんだろうか」という問いを今一度考えさせられた。
講義の最後で渡部陽一さんの「いろいろな世界を観てきてどこにおいても変わらなかったものは「人と人とのおもいやり」です。」というお言葉、今回の聴講の閉めにふさわしいものと思われた。我々仏教徒には「明るく・正しく・仲良く」という「仏法僧」からくる言葉がある。法を説かれる仏様、説かれた法、それを伝える僧侶という意味ではあるが、僧とは僧伽の意味も内包し、その意図するものは仏に帰依する集団であり、集団内において各々のこの集団意識こそが集団内の平和を保つ律であり、それは「おもいやり」であるとも言える。まさに我々仏に帰依する者達にとっても「おもいやり」という意識は根幹に通ずるものがあるとも考えられた。


天下和順というテーマのもと開催された今大会、「平和とはなんだろうか」と今一度考えるにあたり、「明るく・正しく・仲良く」という言葉とその根底にある意図を各々考えるきっかけをいただいた気がした。
明日からのお念仏暮らしでも、日々気づけないながら受けているたくさんのおもいやりがあることにも気づけそうだ。

ご準備いただいた広島教区の皆様、また先生方本当にありがとうございました。
静岡教区浄土宗青年会 事務局 北山良超

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