静岡教区 静岡組 新光明寺 山本泰祐
今月の言葉は
「どの山に登るかも大切だが、
誰と登るかはもっと大事」です。
法然上人はご法語前編十八自身安穏にて
「現世を過ぐべき様は、念仏の申されん方によって過ぐべし…一人籠りいて申されずば、同行と共行して申すべき」と仰っております。
山登りが好きな私は一人でも登るし、誰かと一緒に登ることもございます。山頂を目指して険しい道を行くときは同行と励まし合い、同行がいることによって安心し道を進むことが出来ます。
山はそこにあっていつでも私達を受け入れてくださるのですが、そこを誰と登るかによってその体験はより楽しいものとなります。
コロナ禍もこのまま終わりを迎えて、また皆さんと集まって、共に意見を交換しながら自行に励む日が1日でも早く来ることをお祈りしつつ、今月の言葉とさせて頂きます。